michaelmg's diary

経済や投資関係をメインに自分なりの意見を共有できたらと!

『電気自動車への転換』EVが普及していくことで起こること

 

 

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こんばんわ~!

突然ですが今、自動車業界で大革命が起ころうとしているという事実、知っていますか?

 

今回はそんな自動車産業でいま、大革命を起こそうとしている

電気自動車(EV)

について話したいと思います!

 

私事で恐縮ですが、車が趣味なのでこの手の話は

常に耳を光らせているので

最先端の情報を提供できるかと思っています!

 

では本題へどうぞ!

 

 

電気自動車(EV)とは?

まず電気自動車とは、その名の通り電気だけで動く自動車のことです!

日本車でいうと日産のリーフが有名ですね!

よく皆さんが勘違いされる車にプリウスがありますが、プリウスは電気だけで動くのではなく、

電気駆動を持っている電動車であるため区別しています。

 

EVが注目され始めた理由

アメリカの有名自動車メーカーであるGMゼネラル・モーターズ)の時価総額が、2003年に設立されたテスラという自動車メーカーに時価総額を超えられるという、衝撃的なことが起こりました。

これはEVがどれだけ強い武器になり、また多くの人がこの技術に注目し、期待しているのかということがわかるようになった事実でもあるのではないでしょうか…

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そもそも、このブームの始まりの明確なラインは、VWフォルクスワーゲン)が2015年の9月に起こした

ディーゼルゲート

という事件でトリガーがひかれたと感じます。

この事件は、

VWディーゼル車の排ガス規制を逃がれるために、車両試験のときだけ排ガス性能を高めるといった不正をしたこと

によって起こりました。
これにより、主に欧州ではディーゼル車への懸念が高まり、ディーゼル車離れが進んでしまいます。

そして不運なことに、
欧州の自動車メーカーではCO2規制の達成に、ガソリン車よりも燃費の良いディーゼル車に目をつけて主軸商品にしていたのです。

これはかなりの大打撃を受ける事になってしまいます…

 

それに続かくかのように、2016年にドイツが

「2030年までにガソリン車、ディーゼル車の販売を禁止する」

という驚きの政策を出しました。

これに続いて

フランス、イギリス

に同じ政策方針が出されて、一気に欧州の自動車産業がEVという市場に参入していきました。

 

さらに、欧州にとどまらずにこの政策が広がり、、、

2017年には中国でも同様の政策が検討され始めました。

中国は自動車産業の最大の市場であるので、、、

世界の自動車メーカーはこの情報を無視するわけには行きませんよね??

よって、全世界の自動車メーカーが参入していったわけです。

 

 

これらのことが重なって、現在のEVへのシフトが起こっていると考えられます。

過去に3度EVのブームがあった!?

 

驚くべきことですが、昔にもEVブームがあったのです。

最新技術に思っていましたが、昔にもあったんですね…

1度目

1970年に出されたマスキー法(排ガス規制の法律)と、その3年後に起こったオイルショックがきっかけで起こりました。

オイルショックでガソリンがかなり高騰したことと、排ガス規制のダブルパンチに影響され、自動車メーカーは積極的に電気自動車を作ることとなったのです。

しかし、この頃にはそれほどの技術力がなく、航続距離や速度に限界があり普及には至りませんでした…

2度目

1990年代の大気汚染が深刻であったカリフォルニア州から、アメリカの自動車メーカーに向けて、

一定の割合をZEV(無排ガス車)にしなさい

という規制が検討されたことがきっかけでありました。

ペナルティも、とても大きかったのです…

しかし、少し無茶だったあまり、裁判所がカリフォルニア州に対し規制の施行を禁止してしまいました。

その結果、またもやEVブームが流れることとなりました

3度目

2008年にリーマン・ショックが起こると、米国の景気が大きく沈んで、大手アメリカ自動車メーカーが経営破綻の危機に追い込まれてしまいます。

それを防ぐために、オバマ大統領が

グリーンニューディール政策(車に関して言えば、エコカーの開発に積極的に開発援助が行われる)

を打ち出したのがきっかけとなります。

しかし、これまたシェール革命がおき、原油価格が暴落したことによって、EV車の持ち味である走行距離あたりの燃料代が安いという魅力が下がり、ブームは一時的なものとなりました…

 

EVは普及するのか?

これほどまでに普及の機会が与えられたにもかかわらず、全て普及に至ることなく

あくまでブームで終わってしまったEV

これが普及するにはどうしたら良いのでしょうか?

それは、現在EVが抱えている問題を解決することが必須の条件になってきます。

今のEVが抱えている問題は私が考えるだけでも4つあります。(おそらく深いところにもっとたくさんありますが)

 

・同セグメントの車でも価格が倍以上違ってくる問題

これは大きいですよね…

日産のリーフは価格がおおよそ300万円超なのに対し、ヴィッツなどは仕様にもよりますが約150万円です。

よほどの思いがない限りヴィッツを買いますよね…

 

・一度に走れる距離を長くする

これも改善の余地ありまくりです。

リーフはカタログによればフル充電で400km走るらしいですが、実際に街乗りなどになるとそんなに走れません。

400kmてとても短いですよね、ガソリン車なら500kmはまず走ると思います。

 

・充電時間が長い

上の航続距離問題と一緒に考えてほしいのですが、400km実際に走ったと仮定しても大した距離ではありません。

旅行へ行くならもっとほしいところですが、充電を再びフルにするには急速充電スポットで30分、

家ようのな普通の充電スポットだと、なんと10時間ほどかかってしまいます。

従来のガソリン車やディーゼル車なら空の状態からでも、ガソリンスタンドへ行けば3分もあれば電気自動車で言うところの「充電」という行為が終わります。

 

・充電スポットの普及

最近少しだけ見かけるようになりましたが、それでも普及させる気ならば全く足りていません。

遠出をするからこそ自宅ではなく外出先に充電スポットを求めるわけです。

ですので、充電スポットの普及なしにはEVの普及はありえません。

 

EV普及のメリットは大きい

一方で、現在のEVが抱えている問題を解決することができれば

メリットは大きく普及への道は一気に近づくと思います!

普及した際のメリットを顧客目線からと政策の目線の観点からみてみましょう。

顧客目線

・走行距離あたりの燃料代が安い

・いちいちガソリンスタンドに行かなくてもいい

・騒音や振動がない

の3つが挙げられます。

政策の目線

・排ガスが0の車ができる

・CO2削減に大きく貢献してくれる

の2つが挙げられます。

 

これからの自動車はどうなっていくのか…

 

結論を言いますと、

間違いなく電気の方向

にシフトしていきますね。

電気自動車の改善点は今後、どんどんか改善されていくことと思われますし、

その先にあるメリットが現代社会には必要不可欠なものになってくるからです。

私個人的には、ガソリン臭く、うるさいくらいの、燃費なんて気にしない

速い、かっこいい、うるさい

の三拍子揃った車が大好きなんですが、、、時代が違いますよね(笑)

それに近年は自動運転も注目されていますし、そちらと合併するのにも圧倒的にEVがいいですからね

それでは長くなりましたが、今日はこのへんで終わっておこうかと思います

最後まで読んでくれた人へ、ありがとうを贈ります(笑)

またね!